十二月十二日(木) 晴れ、風やや強し

 今日は、月一の「中仙道を歩く」旅の第十一回、板鼻宿から松井田宿まで歩きました。朝、上野(七時)と新宿(七時四〇分)集合・出発のバスで、前回ゴールした、板鼻宿入口には一〇時に到着。計三十三名。やつと国道から離れ、昔の街道の面影を残す道をたどりました。

とても良い天気で、歩きはじめると暑くなり、空つ風がかへつて心地よいほどでした。

いや、詳細は、『歴史紀行 中仙道を歩く十一』にゆづることにします。板鼻宿を通りぬけ、安中宿のあちこちを見て回り、松井田宿の入り口まで、ぼくの足で二一二〇〇歩でありました

名所旧跡は措くとして、目についたのは道祖神でした。今までも多くの道祖神に出会ひましたが、初つ端に迎へてくれたのが、「双体道祖神」だつたのです。男女二体が寄り添つてゐるその姿を見ると、夫婦のやうで、「祝言像」といつてもよささうであります。しかし、どうも出来過ぎなやうな気がしてなりません。これから、信州にかけてはたくさん見られるやうなので、少しづつ解明していきたいと思ひます。

安中原市の杉並木が僅かに残るあたりから、登り坂となり、はじめは大したことなかつたのですが、しだいにきびしくなり、最後の区間は参りました。待ち受けてゐたバスに乗り込んで、ほつとしたものでした。

三時四五分に発ち、新宿には六時二五分着、上野は七時五分でした。ぼくは、公園口から駅構内に入り、いつもの寿司屋で夕食を済ませ、七時五五分に帰宅。一日の合計は二四九五〇歩でした。すぐ風呂に入り、まあ、「日記」を明日にまはせませんから、どうにか自分の責任をはたしたので、これでベッドに入ります。

 

今日の写真:出迎へてくれた道祖神。それと、ゴール間近の自性寺門前にあつた素朴な道祖神。旧碓氷郡役所と安中教会。それに、街道沿ひ風景です。(前ページ、左五枚)