四月十九日(土)庚申(旧三月廿日) 晴

熱はさがりましたが、食欲がもどらず、今日も一日横になつて過ごしました。

体重は59・6キロと、また少しさがつてしまひました。なにしろ力が入らないのです。妻が言ふには、風邪薬によつてからだ中の善玉菌も死滅してしまつたからなのださうです! それで、乳酸菌のたつぷり入つたヨーグルトを求めて早速補給しました。

  また、口が不味くなつてしまつたのも、薬のせいかも知れません。いつもと同じやうにいれたコーヒーもおいしくありません。

うとうとしながらも、それでも葉室麟『いのちなりけり』を読みあげ、続けて大好きな半村良の『江戸打入り』を出してきました。さすが『笈の小文』にはまだ手が出ません。鍛へ直すといつても、食欲が出ないことにははじまりませんです。はい。

 

さういへば、ラムの痴呆がすすんできたやうなのです。昨日の朝は、4時に、ウオーと、のどが締めつけられるやうな鳴き声をあげて散歩を催促し、今朝は、5時に同じやうに鳴き声をあげて驚かされました。散歩中も、いつもとは違ふ所でオシッコとウンチをするやうになりました。散歩から帰つたあとも、しばらくは部屋の中を歩き回つて、なかなか落ち着いて横になりませんでした。名前を呼んでも応へず、表情も、生気が乏しくなつたやうに思ひます。可愛いんですけどね! さて、明日は何時に起こされることでせう?

 

今日の写真:けふのラム。