六月十八日(水)庚申(舊五月廿一日) 曇天、一時小雨

今朝は五時ちやうど、またラムの叫びで目を覺まし、抱いて外へ連れ出しました。オシッコかと思つたからですが、地面におろしても伏せたきりで動きません。又抱いて宅したところ、水はよくみました。ついでに大好きだつた罐詰のフードを出してみましたが、これには見向きもしませんでした。

しかし、しばらくしてどうしても外に行きたがるので、玄關先まで出したところしやがみ込み、そこでウンチをしたのです。先日からと同じレンガ色のスープみたいなどろどろウンチでした。ウンチしたいがために出たがつたんですね。その時の吠え聲とも叫び聲ともつかないキュンキュン聲が可哀想でしかたありません。

日中は寢たきりでした。はじめのうちはそばにゐて、落ち着くまで話しかけたり、さすつてあげたりしてあげました。夕方もう一度外に出て、少しは歩き、オシッコをし、ウンチもたらたらわづかですが出しました。夜は、そのまま逝つちやつてもおかしくないやうな姿で、ずつと横たはつてゐました。明日は通院です。とにかく早く歸つてくるつもりです。

 

 今日もまた、「中仙道紀行十四」、少しだけ書けました。「牧」につづいて、「中馬」と「馬頭音」についてです。歩きながら調べてゐると、歴史が立体的に見えてきますね!

 

昨日、子母澤寛『勝海舟(一)黑船渡來』(新潮文庫)を讀み終へ、つづいて『勝海舟(二)咸臨丸渡米』に入りました。歴史の本で、外から、上から見るのとは違つて、物語とはいへ、勝海舟の眼差しから見ていくので、面白いだけでなく、當時の人物關係もわかつてくるのでとても勉強にまります。カッテンディーケも登場しました。もちろん、著者の視・観點を度外視するわけにはいきませんが、ぼくは好意的ですけどね。

 

今日の寫眞:けふのラムとぼく。

 

補足一:昨日午後、再び靑島齒科へ通院し、昨日の續きとともに、全體のクリーニングをしはじめたら、こんどは左下のブリッジが取れてしまつたのです。けれども幸ひに着け直すだけですんだので、かへつてきれいにしてもらへてよかつたです。

補足二:HPが開かなくなり、今日の「ひげ日記」に載せられない?