七月廿五日(金)丁酉(舊六月廿九日) 晴れ、むし暑い

今日は靜かに、「中仙道を歩く」第十七回の寫眞の整理をおこなひました。まづは選別、それから加工です。一應半分ほど濟みました。

また、横になつて讀書。昨日求めた、『日本近代史を学ぶための文語文入門 漢文訓読体の地平』を讀みはじめたら面白くて、しかも勉強になります。漢文訓讀體の文章を讀むときは、まづ漢文として、古典中國語の文法と語の意味を正しく理解して讀むべきを、日本語の文脈と語の意味で讀んでしまふと、とんでもない誤解をしてしまふことを敎へられました。

 

妻と、今夜は、ラムと出かけた散歩のうち一番遠くまで行つたコースを歩きました。約四十分、三二五〇歩ほどでした。

このコースは、妻が朝早くラムと出かけるコースで、寝坊のぼくはほとんど付き合つたことがありませんでした。裏のコンビニ通りを東に、お花茶屋に向かつて進むと、ぼくと妻が學んだ双葉中學校です。その消防署の角を龜有方面に左折し、あとはラムが求める通りに、あの道この道を自由に歩いて歸路についたやうです。

必ず會ふ人がゐて、ラムを可愛がつてくれたり、また、家の前に、ほんの數十センチの綱でつながれたイヌを見ては、飼ひ主の顔が見たいと憤慨したことを話して聞かせてくれました。その道にある自動販賣機は安いのだといふので付合ひ、九〇圓の五〇〇mlのコーラを二本買つてしまひました。

もちろん、ぼくだつて朝の散歩に行つたことはありましたよ。でも、コンビニの先、九品寺(くほんじ)あたりをぐるりと回つてくるぐらゐで、双中のはうまでは行きませんでした。

 

今日の寫眞:ラムが東京にきて、はじめて電車に遭遇した場面! それと、九品寺の「鈴懸の径」碑前にて。