八月十二日(火)乙卯(舊七月十七日) 曇り、のちときどき雨

 

昨日に續いて、今日も一日中册子版作り。『歴史紀行三十 中仙道を歩く(十六)』(八幡宿~笠取峠)の册子版を仕上げ、さらに、『歴史紀行三十一 中仙道を歩く(十七)』(笠取峠~和田宿)にもかかりはじめました。ついにラストスパートです。

それで、夜、九名の方に二十六號から三十號までお送りしました。ワード版は四十三名にお送りしてるんですけれど、受けとつてもれへない方が多いのは實に殘念ですね。 

 

『夜鶴庭訓抄』を讀み終はりました。毎夜、ちよぼちよぼと讀んでゐたんですが、もちろんそれは、くづし字の勉強のためであつて、書道の極意を得ようなどといふ、大膽な魂膽があつたわけではありません。本文そのものは數行の敎へが二十三條、プラス「序」と「奥書」だけなんです。根氣のないぼくでも、毎日一条くらゐはと思つて讀んできました、が、結局、くづし字が讀めたとしても、内容まで立ち入ることなどできない相談でしたです。はい。

『夜鶴庭訓抄』は、「世尊寺流六世伊行が娘に当てた家伝書。平安末の混迷する時代にあって書の本流を説いた日本書論三部集の一つ」といはれてゐます。他の二書は、『才葉抄』と『入木抄』で、岩波文庫にも入つてゐます。けれども、それには、くづし字の原文はのつてゐません。やはり、「日本習字普及協会」さん出版の本でなければね! 續いては、日本書道の原點たる『才葉抄』を、ちよびちよびと・・・。

 

今日の寫眞:ぼくのバイブル!

 

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