八月廿九日(金)壬申(舊八月五日) 曇天、一時小雨

 

今日も、「中仙道を歩く(十八)」を書き續け、和田峠を越えて、二日目に入りました。

それで、日中はパソコンの前に座りづめだつたので、夕食後、久しぶりに“夜のピクニック”に出かけました。漠然と、お花茶屋の「郷土と天文の博物館」のはうへと歩いて行つたのですが、またいろいろと發見がありました。

寫眞①は、お花茶屋驛前の商店街の突き當たりですが、その角にあつた「ゑびす堂」さんを見て妻がびつくり、「このお店、私が子どもの時からあるのよ」と喜んでゐました。②曳舟川親水公園に出ると、そこは田んぼになつてゐて、いまにも刈り取りを待つてゐるかのやうでした。③は、夜の「葛飾区郷土と天文の博物館」です。パンフレットをいただきながら、妻と、こんどプラネタリウムを見にこようねと話しました。④は、博物館前の歩道にあつた星座のレリーフですが、星が光るとは夜に訪ねてはじめてわかりました! ⑤は、親水公園の中にある舟にゐた猫たちです。逢引きかも知れません。

龜有に向かつて歩いていくと、六差路の交差點に出ます。右へまがれば母校の葛飾野高校です。そこを左にまがつて歸路につくことにしました。くねくねと歩くと、ところどころにもと川があつたことを示す、橋の親柱がいくつも目にとまりました。みな埋め立てられたか、暗渠にされて、ぼくたちの視野からは消えてしまひましたが、妻とぼくは、さういへばここに用水が流れてゐたねと、つい昔ばなしになつてしまふのでした。⑥最後は、九品寺境内の「知恵の鈴」です。鈴をにぎにぎして、二人してたはむれてしまひました。

七時五五分に出て、歸宅は九時一〇分、五八八〇歩でした。




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