九月十六日(火)庚寅(舊八月廿三日・下弦) 晴れ

 

今日は、明治天皇の巡幸について調べてみました。參考書が手もとにないので、ネットで檢索してみました。いや、けつこう調べられるものです。まづ、「明治天皇の巡幸」(村尾治郎)といふ講演が、そのまま讀めて、必要な部分をプリントアウトすることができました。

もつと感激したのは、『明治天皇行幸年表』(昭和八年編集)です。明治元年から、明治十四年まで、七度にわたつて行なはれた巡幸について、何時、何所で休み、何所に宿泊したかがすべて記されてゐるんです。例へば、・・・ 

 

廿三日  ・・・・・

      上諏訪行在所   長野縣 上諏訪町   高島學校御泊

廿四日   下諏訪        同    下諏訪町   岩波街宅御小休

       平野          同      平野村      今井佐久内宅御小休

       鹽尻峠                 同           御野立 

 

この廿四日以下の所は、今度の「中仙道を歩く」で訪ねるところです。もちろん、これ以降、中仙道(木曾街道)の部分をプリントしました。といふのは、明治天皇一行は、大井宿からは中仙道と別れて、名古屋に向かつてしまふからなんです。 

 

母が、「歌の會」に出かけたので、妻と二人でお晝を食べに青砥に行きました。そして、『東京散策紀行』の第二回、「お花茶屋・靑戸散策」(五月三日)の際に訪ねた、越後屋さんといふお蕎麦屋に入りました。ぼくはもちろんそばですが、妻はうどん好きなんです。それがとても美味しいと言つて喜んでくれました。

それからはしばらく別行動、ぼくは近くの竹内書店に行きました。ありました。そのまんま、『木曾』ですよ。そのほかにも、江戸文學や歴史ものも多く、何册か求めてしまひました。 

 

今日の寫眞:美味しいお蕎麦屋の越後屋さん。歴史と江戸文學ものが多い竹内書店。それに、竹内書店で見つけた、川崎敏著『木曾 歴史・文学・地誌』(木耳社)と、森康彦著『セミナー[原典を読む]④ 古文書が語る 近世村人の一生』(平凡社)。

 


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