一月十日(月)乙酉(舊閏九月十八日) 晴

 

『中仙道を歩く(二十・後編)』をよく讀み直してから、四十五名の方にメールに添付してお送りしました。それから、册子版に編集しはじめました。そしたら、やはり、間違ひがいくつかみつかりました。一人の目で見るといふのは限界があるのでせうか。

それと、ひと段落ついたこととともに、明日、「一太郎2014」をインストールするために出前の方が來てくださるので、久しぶりに部屋を片づけました。おもに本の整理です。用の濟んだ本を籠に入れて、書庫にはこびました。机の周りが見違へるやうになりました。

 

 これからの課題は、まづ、『夜明け前』を讀んでしまふこと。そして、「百人一首」を學び始めることです。「百人一首」については、眞面目な内容も學ばうとは思ひますが、そのパロディとも言へるものが何册もあります。『道外百人一首』や『百人一首戯作集』がさうですが、そのほか、たくさんの繪入り本があるんです。讀むときはなるべく、くづし字(變體假名)と「繪」を、それも何種類も竝べて讀んでいつたら、いいお勉強になると思ひます。

ぼくは、どうも詩や短歌や俳句が不得意なもんですから、自分自身の勉強のためです。なにしろ、百人一首が、「日本人の発想や美意識を豐かに培つてきたといっても、過言ではない」といはれてゐるんです。遲くはないと信じたいです。

 

今日の寫眞:今夜の“夜のピクニック”で見かけた月。滿月から三日目、十八日の月を「居待月」といふらしい。屋根は、妙源寺の本堂。

 

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