十二月四日(木)己酉(舊十月十三日) 曇天、時々小雨
いやあ、困りました。「中仙道を歩く(二十一)」を書きはじめたのはいいんですが、またまた、寢覺の床で手間取り、頁を使ひすぎてしまひました。今回は、どうしても一册にまとめなくてはなりません、と自分に課してゐるんですが、筆が止まりません。
まあ、「ひげ日記」に書いた文があるので、それをうまく用ゐて、簡潔に、そして短くまとめたいと思つてゐます。
明日は、弓道で一緒の方々との忘年會です。樂しみですが、怠け者のぼくには、ちよいと敷居が高いです。
今日の寫眞・・十返舎一九の『續膝栗毛七編「木曾街道」』の中の插繪。街道から、寢覺の床に下る角にある越前屋の模樣。そこで、一九さん、次のやうな狂歌を記してゐます。
めいぶつのそばきりよりも旅人は むすめに鼻毛のばしやすらむ