十九日(月)乙未(舊十一月廿九日 晴

 

午前中は讀書、晝から弓道場へ行つてまゐりました。中辻先生と坂本さんと齋藤さんとともにお稽古です。先生からは、弓手の手首の押しの角度について敎へを受けました。

ところが、先生からいただいて使用してゐた竹矢の一本の先が割れてしまつたのです。すぐには直せないので、豫備のカーボン矢を使はうとして出したら、矢筈(やはず)の間隔が微妙に違ふのです。その矢筈にあつた弦の中仕掛けが必要なので、別の弦に仕掛けを作らうとしたら、齋藤さんが、自分の豫備に置いてあつた竹弓を貸してくれたんです。幸ひカーボン矢の矢筈にあつたので使はせていただきました。

十二キロの強さださうで、ぼくのカーボン弓よりちよいと弱いのですが、氣持ちよく射ることができました。ルツちから借りてゐる竹弓は十五キロですから、昨年の入退院以後はきつくなつて、それで伊豆にゐた時求めたカーボン弓を出して使つてゐるんですが、やはり竹弓はいいなと思ひました。でも、今のところ改めて竹弓を買ひ求める餘裕はなささうです。

 

夕方六時三十三分、やつと、ピクチュアとマイドキュメントの、マイポケットへのアップロードが終了しました。その間何度か中斷したので、その原因のファイルの禁則文字を直し直しでした。これで一應安心となつたので、あとは小まめにアップロードしようと思ひます。

 

今日の寫眞・・弓道を始めたころ、山の中での練習風景。弓は買ひたてのカーボン弓です。それと、今日、弓道場のロッカーをのぞいたら、「伝統のアイスアイゼンです。使つて下さい。林」と書いたメモとともに、袋の中から、草鞋(わらぢ)が出てきました! これは、先日さしあげた、『中仙道を歩く(廿二) 三留野宿―大井宿』(雪の馬籠峠越え)のお返しだなと思ひました。かういふ贈り物がいちばんうれしいですね。ありがたうございました。

三枚目は、「石橋山古戰場を歩く」に參加したときに、「三輛編成」の列車について疑問を持ちました。それに對し、生粋の鐵道ファンのぼくの從弟、雅純君が回答をよこしてくれました。

「写真の車両は調べてみましたら、JR東日本の『電気・軌道総合検測車』で、『イースト・アイ(Eastnspection)』の愛称で呼ばれているようです。E491系電車です」、といふことでした。やはりレアもので、彼自身撮影のチャンスを逃したといふのですから、偶然とはいへ、撮影できてよかつたです。

 


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