五月六日(水)壬午(舊三月十八日 晴のち曇天

 

朝、寝起きに、パソコンを起動させ、出來たてほやほやの册子版『中仙道を歩く(廿六)』を、十名づつ三回に分けて、三十名の方にお送りしました。毎回必ずエラーが出て、受け取れない方がをられるのですが、今回はエラーがでないやうなのでひと安心です。

 

それと、今日は、お習字が明日なので、復習とあはせて筆遣ひの練習をしました。先日、黑のフェルト地を手に入れたので、まづ、それで下敷きを作りました。文鎮も、例の石はよして、金鎚の頭を使ひました。

さあ、硯に墨汁を注ぎ、筆にたつぷりと含ませました。そして、廣げた半紙に、思ひ出しながら、大きな「圓」と「へのへのもへじ」を書いてみました。ところが、筆の穂先が思ふやうに動いてくれないとともに、筆に含ませる墨汁の加減がよくわかりません。つけすぎるとぼたりと染みをつけてしまふし、足らないと、途中でかすれてしまひます。それと、ためしに、縦に線を引いてみたら、手先が震え、同じ太さで引ききれないのですね、これが。いやあ、むづかしい。

それにひきかへ、筆ペンだと、わりとすらすら書けるんですよね。例の寫經もさうでしたけれど、『伝藤原行成筆御物和漢朗詠集』なども、トレーシングペイパーで上からなぞるだけだからでせうが、太い筆は、まづ使ひ方からしてむづかしいです。明日が樂しみです。

 

  今日の寫眞・・金鎚の頭の文鎮と、本を整理してゐたら出てきた、ヤモリのミイラ! 全長約三㌢。


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