五月廿三日(土)己亥(舊四月六日 晴

 

今日は、義理と言つてはいけませんが、賴まれ仕事で、ドアボーイをしてきました。しかし、竝みのドアではありません。大きなチャペルのドアの開閉のお仕事だつたのです。

まあ、ぼくは、學んできたどこの大學にも近づかない生活を心がけてきましたが、どうも、徹底しきれないところがあつて、これは性格なんでせうね、斷ることができない時がたまあにあるんです。今日のお仕事もさうでした。

靑學のチャペルコンサートのお手傳ひです。はじめの話では、受付だつたんですけれど、いざ顔を出したら、ドアボーイを指示されたのであります。もちろん、常時行はれる禮拜とは違ひ、人の出入りも多いからです(出席者は二百名を優に越えてゐたと思ひます)。

 集合は九時半でした。もろもろのお手傳ひののち、おにぎりの晝食をごちそうになりました。そして、開場は午後一時、開演は一時三〇分。第Ⅰ部は禮拜。第部は、日本で最初の母の日が靑學で行はれたといふ趣旨の内容。そこまでは、ぼくともう一人の方は、出入りをたびたび規制いたしました。聖書朗讀や、や、映像を映してゐる時などの入場はご遠慮ねがつたわけであります。

しかし、第部の演奏になつたら、人の出入りを氣にせず、ぼくも中に入つて樂しんでしまひました。箏尺八研究会の「六段の調べ」。オラトリオ・ソサェティ合唱團の「メサイア」。久しぶりの、しかも生の「ハレルヤ」コーラスが痺れましたね。さらに、アンサンブルA・GOのモーツァルトの「ピアノ協奏曲第23番イ長調 K488」。これもうまかつた。きつと、プロなんでせうね。最後に、吹奏樂バトントワリング部の演奏と踊り! おぢさんとしたら、これが樂しめましたです。ありがたうございました。はい。

終了は四時ちやうどでした。後片付けと協力者全員の記念寫眞撮影後、ぼくは、井上さんご夫妻に挨拶して歸路についた、のではなく、神保町にどうしても寄りたくて、何軒かはしごしてしまひました。でも、ほんのわづかの時間でした。

 

今日の寫眞・・コンサートが行はれたチャペル。箏尺八とピアノ協奏曲。そして、バトンのリハーサルと本番! 以上でした。

 



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