七月廿四日(金)辛丑(舊六月九日・上弦) 晴、午後から曇りだが暑い

 

今日は中仙道を歩く二十九回の二日目。武佐宿の西のはづれ、西宿町交差點から歩きはじめました。靴をかへてきましたし、もしものために大きめのバンドエイドも用意しました。ただ、強い日差しだけはどうすることもできません。ただみなさんと黙々と歩きました。

でも、歴史を學ぶ意欲を與へてくれた史跡にいくつも出會ふことができました。まづ、法然の弟子の「住蓮房首洗い池」。鏡の宿と呼ばれた間の宿には、「源義経宿泊の館跡碑」、「源義経烏帽子掛けの松」、「義経元服之池」、そして、「平宗盛淸宗親子胴塚(平家終焉の地)」。銅鐸博物館見學後、道の駅竜王かがみの里で晝食。

さらに、淸盛の寵愛を受けた祇王・祇女の生まれ故郷の祇王井川のこと、近江富士と呼ばれる三上山でムカデ退治をした俵藤太こと、藤原秀郷のこと、それと、守山宿に入り、元總理大臣宇野宗佑の實家である宇野本家酒造でトイレを借りることもできました。

晴れわたつて強烈な日差しでしたが、晝からはしだいに雲が空を覆ひだし、だいぶ樂になりました。けれども湿度が高いからでせうか、汗はひくことなくたうとうゴールまでかき通しでした。

ゴールは、曰くありげな魔堂町西交差點。約二十一キロ、二八一九〇歩でした。

 

今日の寫眞・・ホテル九階から見た八幡山と、琵琶湖の向かひに聳える比良山地の山々。近江八幡驛を出て、武佐驛にさしかかつた模型のやうな近江鐵道の電車。近江富士こと三上山。元總理大臣宇野宗佑の實家。

 



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