九月廿六日(土)乙巳(舊八月十四日 曇天

 

今日は神田の古書會館と、五反田にある南部古書會館の古書展二個所を訪ねてきました。無心の境地で出かけるのですが、心の内で求める聲がするのでせうね、蓮如上人に關する和本が目に飛び込んできました。『蓮如上人御一代記聞書 全』と、『蓮如上人御一生記繪鈔』の上と中で(殘念ながら下は缺)、もちろんくづし字です。くづし字と言へば、古文書を思ひ浮かべますが、それはその時代の歴史を探究するためには缺かせません。けれど、讀書好きのぼくには、作品を讀むはうがずつと樂しいですね。ちなみに、前著は角川文庫で出てゐる本ですから、分からないときにはちよいと内緒でのぞかせていただきます。

 

今日の寫眞・・今日の新聞切り抜き二枚と、『蓮如上人御一代記聞書 全』と、『蓮如上人御一生記繪鈔』の上と中。それと、ずつと以前求めた、『大津繪』と『百人一首かるたの世界』。二册とも博物館で行はれた企畫展の圖録です。後者は、大津市歴史博物館で發行されたものです。「百人一首」と大津、どういふ關係があるでせうか? それは、『中仙道を歩く(三十)』を見てのお樂しみ!

 



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