十二月七日(月)丁巳(舊十月廿六日・大雪) 晴
今朝、母がいつものやうにあわただしく出かけて行きました。慌ただしくといふのは、何を着て行こうか、忘れ物はないかしらと、必ず二度、三度と家を出たり入つたりしてから、やうやく出かけて行くからです。
今日は、町内の方々と、見頃を迎へたといふ紅葉を見に、一般公開されてゐる皇居の乾通りに出かけて行きました。
さういへば、母はよく出かけてゐます。それだけ慌ただしい朝を毎度迎へてゐるんですが、それで夕食後、母専用の書き込みカレンダーを見ながら、改めて妻に説明してもらひました。ところが一遍では理解できず、紙に書いてもよく分からず、一應箇条書きにしてやつと全貌がつかめました。
問題は、どんな主催の會に參加してゐるのか、それがどこで行はれてゐるのか、よく理解出來ないままに、行はれる曜日別に箇条書きしてみます。
一・・毎週日曜日 グランドゴルフ 東綾瀬小學校 年に一度二泊の研修旅行
一・・日曜日(第一・第三) カラオケ 龜有交流館
一・・火曜日(月二~三回) 童謠の會 南綾瀬地區センター又は綾瀨のカノン
一・・水曜日(月一回) 温親クラブの老人會(以下、クラブと略稱) カラオケ 驛前ひろや
一・・木曜日(月一回) 町内老人會の親睦會 氷川神社裏交流館
一・・土曜日(月一~二回) うたうなかまたち 龜有交流館又は南綾瀬地區センター
一・・月一回 暮しの友歌の會
一・・年二回 クラブの歩け會
一・・年一回 クラブの日歸り旅行
一・・忘年會と新年會 クラブ
その他、毎日、夕方になると一時間から一時間半ほどの散歩をしてゐます。バナナをつづけて買つてきたり、食べもしない鯖を買つてきたり、まあ妻が上手にあしらつてくれてゐるので、たいへんありがたく思つてゐます。
それにしても、ぼくは今日もだらだらと寢て過ごしてゐたのに、よく出かけてゐます。わが母ながら脱帽です。
今日の讀書・・『講談 大久保長安(下)』を繼續。それと、『おらが春』が讀み終はつたので、今度こそ、『古今和歌集』を讀み通す覺悟で、「全譯注」つきの解説本を脇に、影印本三册をくらべ讀みしはじめました。まあ、長期にわたることでせうが・・・。
今日の寫眞・・母たち一行の記念寫眞。いただいた寫眞を複寫したので、少しぼやけてゐますが、右端が母です。寫眞をくださつた引率の錦ちやんによれば、母が一番しつかりした足取りだつたといふことです。それと今日の切り抜き。