十二月十日(木)庚申(舊十月廿九日 曇天

 

久しぶりに出かけてきました。先日、TVで風邪にはステーキとうなぎがいいと言つてゐたので、それではうなぎを食べに行こうと思つたのであります。いつもの店ではないところにしようと、ネットで調べたら中央線沿線に何軒もあるのを發見しました。

さういへば、高圓寺の西部古書會館で歳末赤札古本市が開かれてゐるのでした。ついでに見てこようと、綾瀨驛から新御茶ノ水驛へ出て、中央線に乘り換へるつもりでしたところ、出口を間違へて地上に出てしまつたのです。そうしたら、なんと、目の前にニコライ堂が聳えてゐたではないですか。これは偶然と思ひ、まづは道路を隔てて撮影し、ついでそばまで行き、また中に入つて見學してまゐりました。ただ、會堂の中までは入りませんでした。心構へができてゐなかつただけでなく、三〇〇圓の見學料が必要のやうでしたし、お腹も空いてきたので、殘念ながら早々にあとにして中央線の快速に乘りました。

ニコライ堂とは偶然の出會ひでしたが、よく考へると、いつも歩いてゐるところからはちやうど死角にあるといふか、ビルの谷間にあつて見ることがなかつたんですね。山下りんさんが長く關はつた聖堂を、ちらりとでも見ることができてよかつたです。うなぎも美味しかつたし、ただ、古書市はいまいちでしたね。ふるさと文庫の親鸞と笠間關係の本が見つかつたので、それでよしとしました。

それで、體調ですが、とても輕やかになつてきました。ただ、のどがいまいちですね。まだたまあに咳が出るのであります。

 

今日の寫眞・・ニコライ堂とうな重と古本。

 




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