正月十二日(火)癸巳(舊十二月三日 小雨のち曇り

 

母と妻が言ふには、我が家の横の通りは、〈壽通り〉なんださうです。さう言へば、母が九十三歳、馬橋の叔母さんが九十五歳、濱口さんが九十四歳、尾池さんが九十五歳、下澤さんが母と同じ九十三歳、鑓水さんが九十歳、それに黑一點として安田の叔父さんが九十四歳といふのですから驚きです。みなさん、ぼくが子どもの時からお世話になつてゐる方々ばかりです。 

 

『〈中仙道を歩く〉感想文集』の作成について、あとは、金原さんの原稿のどこにどんな寫眞を挿入するか、そこまで進んだといふか、濟みました。そこで、今朝、トラブル日本に、内容見本をお送りして、最後の頁に三チーム全ての三條大橋到着の記念寫眞を載せたいので、送つてくださいとの依頼をいたしました。ただ問題は、プリントして製本することです。だいたい二十五頁になるでせう。それが八十六册、まあゆつくりと作りたいと思ひます。 

 

今日の讀書・・小松英雄著『仮名文の構文原理[増補版]』(笠間書院)。何故に惹かれるかといつて、難しさうな題名なのに、小松さんの本はやさしい語り口で分かりやすく、しかも權威張らないところがいい。 

 

今日の寫眞・・指折り數へて四、五十年ほど前の寫眞でせうか。我が家の前で父が撮つたお祭りの記念寫眞です。のちに越して來られた鑓水さん以外はみな寫つてゐます。もちろんすでに亡くなられた懐かしいおぢさんおばさんたちの顔も見えます。右端の妙子ちやんなんか、もう中學生の娘の母親です。 

我が「歴史紀行」、『中仙道を歩く』全三十八冊。完成品です! 

それと、今日の、深刻な内容の、まあ、いつも深刻なんですが、切り抜き二枚。

 



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