正月十四日(木)乙未(舊十二月五日 晴

 

パワポ版『北國街道を往く(三・後篇)』の編集に取りかかりました。この作業はなれたものですので、寫眞の挿入に多少時間が取られるだけで、すぐに仕上げられるでせう。 

 

さあ、今日から、といふより年が改まつての志のひとつ、週一だつた弓道のお稽古を二日に増やしたその初日でした。だからなのかどうかは自信はありませんけれど、今までで最高の出來でした。ぼくが目指してゐた目標に達したのであります。とにかく繼續していきたいと思つてをります。 

 

今日の讀書・・小松英雄著『仮名文の構文原理[増補版]』(笠間書院)。いやあ、勉強になります。なにしろ、現在讀みつづけてゐる『古今和歌集』の和歌の〈解析〉ですから、面白くないはづがありません。例へば、「ひくらしのなきつるなへにひはくれぬとおもふはやまのかけにそありける」(秋上・二〇四)といふ一つの和歌について、三十七頁もついやしての〈解釈作業〉です。そんなに語ることがあるのかと疑問に思ふくらゐですが、なんのなんの、面白くて面白くて、まるで謎解きですね。 

これから讀むところは、『古今和歌集』一一一一首冒頭の和歌、「年の内に 春は来にけり ひととせを こぞとやいはむ 今年とやいはむ」(春上・一)です。「平安時代の和歌表現の技巧を多角的に解析」した結果、はたして何が分かつてくるのか、讀むのに多少根氣が必要ですが、實に樂しみです。 

 

今日の寫眞・・お稽古の一コマ。それと、目に付いた掲示と、あまりにも排氣ガスの多いトラック。今どき珍しいほどでしたが、取締りの對象にはならないのでせうか?


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