正月十七日(日)戊戌(舊十二月八日 晴のち曇り

 

一月一七日は、一九七七年のこの日に心臟の大動脈辨の置換手術をした日であり、それから三十九年もたちました。そのおかげでかうして生きながらえてをられるのであります。感謝といふしかありません。 

小學五、六年生の頃、三十歳までしか生きられないと、父母は醫者に言はれて育ててくれたので、さう、わがままのし放題の人生だつた氣持ちがします。人に言はれると腹が立ちますが、まあ、ほんとうだから仕方ありません。 

これから、どうしたら、この感謝の氣持ちを持ちつつ生きていつたらいいのか、時々は意識して日々の歩みを顧みたいと思ひます。 

さういへば、今日は、阪神淡路大震災が起きた日でもあります。多くの思ひを殘して逝かれた方々の無念を思ふと、さうわがままなことばかしやつてはゐられないと思ひます。 

 

『〈中仙道を歩く〉感想文集』につづいて、今日、北國街道を往く(三・後篇)』のパワポ版も仕上がりました。これで、豫定してゐた紀行文のすべてが仕上がりました。さあ、これからどのやうにしたら、《歴史に出會ふ》生活が送れるでありませうか。まあ、とりあへずは讀書と散歩・散策、それと新年から週一を週二にした弓道場通ひも勘定に入れておきませう。 

 

今日の讀書・・志水辰夫著『夜去り川』(文春文庫)繼讀。 

 

今日の寫眞・・珍しくベランダに顔をのぞかせたモモちやんと、『能因本 枕草子(上下)』(笠間書院)。

 


コメント: 0