三月卅日(水)辛亥(舊二月廿二日 晴のち曇り

 

妻のウオークマンが故障したので、上野のヨドバシカメラに行つて直してもらひました。實は、昨日、妻が立石にあるコジマに行つてみてもらつたところ、修理に一萬圓くらゐかかるし、中の曲が消えても仕方ありませんね、とか、それより新しいのを買つたはうがいいですよ、なんて言はれて歸つてきたので、ぼくが、それはやめておけと言つたのです。 

以前、ぼくのウオークマンがおかしくなつたとき、上野のヨドバシカメラに行つたら、ほんの短時間で、修理とも言へない速さで直してくれたことがあつたんです。それで、今日も持ち込んだら、その擔當の靑年が、畫面をひと目見て、さうですね、おかしいですね、といひながら、リセットの穴に針をさしたらそれですぐ直つてしまひました。量販店の單なる店員と、ヨドバシのプロの腕前の差を目の當たりにさせていただきました。 

中には數千曲、CD數百枚分の樂曲、だけでなく、落語、漫才から、蒸氣機關車の音まで入つてゐるんです。さう、ぼくのをコピーしてあげたもので、なにしろたくさんの曲などですから、ぼくはそのはうを心配したんですが、これでほつとしました。

 

ついでに、神保町の八木書店に行つてきました。『大和物語』の注釋書を探しに訪ねたのですが、ありました。『大和物語古注釈大成』といふ、厚さ五センチもの本ですが、北村季吟はじめ江戸時代の學者らの著述です。これは、もう古書店に足を運んで探す以外には手に入らない貴重な本ですね。

 

明日は、史策會の野川散策です。まさに滿開の櫻竝木を、それも二十キロ歩くといふので、ちよいと心配。今晩は早く寝ます。

 

今日の寫眞・・最近訪れるやうになつた姉妹猫と、久しぶりに顔を見せた寅。一月以上もどこに行つてゐたのだらうか、心配させて! 

今日求めた『大和物語古注釈大成』と、一萬分の一地形圖。一枚二〇〇圓だつたので、缺けてゐたところのもの一〇枚を求めました。最後は、昨日の朝刊一面。

 



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