七月十日(日)癸巳(舊六月七日 晴

 

今日も、我が『歴史紀行』の修正をつづけ、たうとう、第十四號まで仕上げることができました。『中仙道を歩く(四)大宮宿~桶川宿』までといふことになります。 

漢字もすべて正字に變換できましたし、このまま最後の六十二號までつづけようと思ひます。といふのも、丁寧に讀みながら進められるので、旅と歴史の復習にもなるからです。

 

今日は參議院議員選擧投票日。夜の十時現在、讀書中ですので、まだ結果を見てゐませんが、たまにやつてくる妻の顔を見ると、だいぶ野党は苦戰してゐるやうです。 

まあ、今日のところは、プロ野球の勝敗を見ると同じやうに、結果が分かればいいとして、テレビを見て、心をかき回されることだけは避けたいと思ひます。 

考へなければならないことは胸にわだかまつてゐます。が、これが民主主義といふものなのでせう。惡いことも、多數が惡くないと言へば惡くなくなつてしまふのが民主主義といふものなのです。その、見本のやうなことが現實に起ころうとしてゐる、そんな氣がしてなりません。 

それは何故かといへば、國民の多數が、本當に恐れるべきものを見失つたからであると思ひます。これは、一國の文化の危機であると斷言できます。

それにしても、本當に明治憲法下のやうな社會を多數の國民が望んでゐるのでせうか。 

 

今日の讀書・・今日も、中村眞一郎著『王朝物語』(新潮文庫)繼讀。パソコン作業のためあまり讀み進めませんでした。 

 

今日の《平和の俳句》・・「一票が平和を守る十八歳!!」(七十四歳男) 

〈金子兜太〉 十八、十九歳二百四十万人に選挙権。七十四歳の作者は、その若者たちをしんから信じている。若者よ君らを信じる者に応えよ。 

 

今日の寫眞・・モモタとココと遊び戲れる。