七月廿八日(木)辛亥(舊六月廿五日 晴のちくもり

 

入院の準備のために、今日は、まづ、東京都知事選(三十一日投開票)の期日前投票に出かけてきました。 

歸宅後、シャワーを浴びて、それに髪を洗ひました。 

それから、明日持つていく物を選んでバッグにつめました。入院に必用なものは、手慣れたもので、妻がすでに用意してくれてゐますので、問題は、どの本を持つていくかです。 

きつとぼおつとしてゐると思ふので、難しいのはやめて、夢枕獏さんの『陰陽師』シリーズを何册かと、それと、和本の『古今和歌集』にしました。 

また、大塚さんから、《東山會》第三回歴史散策の、「高麗の歴史散策」の資料が届いたので、それをエクセル文書からワード文書に變換する作業を行ひました。退院後にしてもよかつたのですが、思ひを殘さずで、早速みなさんにお送りすることができました。 

それと、書齋の片づけです。片づけといつても、猫たちに荒らされないために片づけるだけですから、別の部屋に運んでしまへばいいので、それは明日の朝にやることにしました。 

でも、パソコンだけかと思つてゐたら、テレビ畫面も傷がついてゐました。もう、面倒見きれません。板で畫面を覆ふしかなささうです。 

 

今日の讀書・・入院に備へて、『陰陽師』シリーズ第六冊目、「龍笛ノ卷」を讀みはじたところ、先日注文した、山口謠司著『〈ひらがな〉の誕生』(中経の文庫)が屆き、面白さうなので、これも持參することにしました。 

 

今日の《平和の俳句》・・「『沖縄の怒り』ではない 私の怒り」(三十九歳女) 

〈いとうせいこう〉 つい「沖縄の怒り」と人ごとにしてしまう。報道も私たちも。しかし、共鳴の中にあるのは「私の怒り」なのだ。分断されない感情。 

 

今日の寫眞・・今日のモモタとココと、讀みはじめた二册。