八月十四日(日)戊辰(舊七月十二日

 

今朝は検査はなし、挿入されてゐた尿管をはづしてもらつたので心地よい一日を送ることができました。もちろん、若い看護婦さんにいぢられてもぼくのおちんちんはびくともしませんでした。 

しかし、今回は心不全で入院したので、食べるものや飲む水分量が制限され、ちよいと窮屈。せつかく妻が持つてきてくれたポカリとかクッキーも、罪悪感なくしては飲み食ひできなくなつてしまひました。そのかはり、からだを看護婦さんに拭いてもらつて、大満足でした。 

 

今日は、『陰陽師 金輪』を読み上げ、つづいて『陰陽師 天鼓ノ巻』も読み上げ、これで、夢枕獏さんの『陰陽師』シリーズの手持ちの文庫本がすべて読み終はつたことになります。 

幸ひ、図書館にたのんだ 『耳袋秘帖』シリーズが届いたといふので、妻に持つてきてもらひました。