八月十八日(木)壬申(舊七月十六日・望

 

6時半、採血ですよの声で目が覚め、4本採られました。この検査次第で退院が決まるので祈る思ひで採つていただきました。 

また、計つた体重は61・2キロで、15日朝が63・6キロでしたから2・4キロ減りました。 

さういへば、昨日の尿量は、夜中のをあはせて1930ccでした。たくさん尿が出たので体重が減つたこともあるでせうが、食欲がなくて食べられないので減つたのではないかとぼくは思ひます。歩くとふらふらするのも腹がすいてゐるからに違ひありません。 

またレントゲン写真を撮り、血液検査とあはせた結果、明日午前中退院のはこびになりました。 

が、なんだか喜びがわいてきません。これもお腹がすき過ぎてゐるためでせうか。

今日は妻は来ないと言つてきたので、退院のことはメールで知らせました。 

それで、最後の夕食ですが、いやあ見ただけで食欲が失せました。まじにぼくは食べるより空腹を選びました。 

 

風野真知雄著『耳袋秘帖』シリーズ第十四弾 『木場豪商殺人事件』 を読みあげ、つづいての巻が届いてゐないので、第十六弾を読みはじめました。