九月廿日(火)乙巳(舊八月廿日 雨、臺風接近

 

起床後、七時三〇分計測。體重は61・4キロ。血壓は98~75。酸素量は98。そして脈博は69でした。體重が、ほぼ61キロに定まつてきたやうです。そして、排尿後の晝前には60キロ代に、0・5キロ近く減量します。これが激しいと立ちくらみやめまいにおそはれるのでせうが、前回の通院以後はほとんど起きてゐません。藥の分量が適正なのでせう。 

明日は、ペースメーカー外來といふのができたらしくて、その初めての診察を受けます。ペースメーカーの調整ができるやうなので、脈博が69に設定されてゐることについてまた聞いてみようかと思ひます。 

それで、今日も相變はらずの讀書三昧の一日でした。 

 

今日の讀書・・昨夜、夢枕獏著・村上豐繪 『陰陽師 鼻の上人』 (文藝春秋)を讀み上げ、今日は朝から、『蜻蛉日記 中』を讀んでゐたら、妻が、これネットで安い文庫本であつたら注文して、とたのむのです。穂村弘著『鳥肌が』(PHP研究所)といふ本です。よほど氣に入つたらしくて手元に置いておきたいようなのです。でも、この七月の發行ですから、まだ文庫本にはなつてゐませんでした。 

妻は、いつも、圖書館で借りて面白いと購入するので、薦められるままにぺらぺら讀みはじめたら、それがなんと面白いのです。小説ですと、まつたく趣味が違ふので、妻と共感したことはほとんどないのですが、これはエッセイだからでせうか、面白さといふか、内容の機微が傳はつてきます。 

文字通り、「鳥肌が」立つ内容なのであります。例へば、 

〈自分フラグ〉といふ題のところでは、「たぶん、多くの人は自分自身の振る舞いに自信がない、というか、より正確には、自分の中に眠っているものが、何かの拍子に急に目覚めて、とんでもないことをしでかす可能性を否定しきれないまま、行きているのだろう。」 

それで、赤ちゃんを手渡されたとき、もしかしたら窓からぽいって捨てちゃうかも知れない自分に氣づいてぞつとするといふ話、等々。 

さういへば、以前、同じ著者の『本当はちがうんだ日記』(集英社文庫)をネットで一圓で買つてあげたことがありました。『鳥肌が』は、その續編のやうなので、『本当はちがうんだ日記』も讀んでみたくなりました。ちなみに、穂村弘は、新聞の歌壇の選者をしてゐる「歌人」なのださうです。 

 

今日の寫眞・・穂村弘著『本当はちがうんだ日記』と『鳥肌が』。それと今日のモモタとココ。