二〇一六年十月(神無月)一日(土)丙辰(舊九月朔日 雨のち曇天

 

今日の讀書・・黒川博行著 『悪果』 につづいて續編の 『繚乱』(角川文庫) を讀みあげてしまひました。一氣讀みでしたね。 

まあ、主人公二人の三面六臂といふか、八面六臂といふか、とにかく破天荒な、息もつかせぬ大活躍が繰り廣げられます。 

調査と稱し、大阪を中心に東西南北に飛び回り、そして、よく飲み、よく食べること。どこで何を食べたかがまた詳細に記されてゐるのであります。 

 

腹が減っていた。山陽自動車道の三木サービスエリアで和風ランチを食ったきりだ。 

土佐堀通まで歩いて、古めかしい煉瓦ビルの洋食屋に入った。店内も木と漆喰の造りで、昭和レトロを感じさせる。堀内はビーフカツレツとオニオンスープ、伊達はポークチャップとコーンスープ、オムライスを注文した。 

「あぁ、ビール飲みたいのう」 

「飲めや。車はおれが運転する」 

 

或いは 

 

「すんませんな。いろいろ面倒かけて」 

「いや、大したことないですわ」 

「なに食います」 

「はい、なんでも」 

「肉にしますか」

このあいだはフグを食った。今日はステーキだ。 

法善寺水掛不動近くのステーキハウスに入った。特上の神戸肉を堀内は三百グラム、伊達と荒木は五百グラム、注文した。シャンパンで乾杯する。久々のドンペリニヨンは旨い。 

 

まあ、このへんでやめときます。 

 

今日の寫眞・・今日のモモタとココ。それと、昨夜ネットで注文したらすぐに屆いた砂時計。 “CASUAL PRODUCT ゼウス サンドグラス 1/3/5分計” といふ、一分計と三分計と五分計が束になつた砂時計です。さあ、何に使ひませうか?