正月十四日(土)辛丑(舊十二月十七日 晴のち曇天

 

今日の讀書・・『一條攝政御集』 を繼讀。くづし字が少しづつ讀みやすくなつてきました。なれてきたからでせう。獨特な運筆ですから、その癖になれてしまへばかへつて分かりやすいのかも知れません。寫本や影印書、それにいはゆる古文書もさうですが、百人百様の運筆といふか癖があるわけですから、いちいち驚いていても仕方ないのだと思ひます。 

それと、面白本のはうは、飯嶋和一さんを讀もうと思ひまして、『雷電本紀』 を出してきました。『出星前夜』 と 『汝ふたたび故郷へ帰れず』 につづく三册目です。そもそも飯嶋さんは寡作家でして、讀み終へてしまつてはもつたいないのであります。ですからさうたうの覺悟をもつて讀みださなくてはなりません。 

 

今日の寫眞・・今日のモモタとココ。