六月十五日(木)癸酉(舊五月廿一日 曇りのち晴

 

今日の讀書・・近ごろあれこれ讀み散らしてゐるやですが、一應自分のなかでは一本すじが通つてゐるのでありまして、少しばかり 『源氏物語』 の周邊を、それこそ文字通りに周邊なんですが、巡り歩いてきましたので、ここで復習をかねて、あらためて、藤本泉著 『源氏物語の謎』 を開いてみました。 

第二章、〈『源氏物語』は複數の作者によつて成つた〉 の 「並びの卷」とは何か、から 「紫の上系物語」と「玉鬘系物語」 等々を讀んでみて、武田宗俊先生と吉岡曠先生がおつしやつてをられることがさらによくわかりました。 

そこで、あらためて目にとまつたのが、「輝く日の宮」の卷の存在です。これは假定でしかありませんが、さう思つてゐたら、昨年讀んだ、丸谷才一さんの 『輝く日の宮』 を思ひ出しました。その時は源氏についての素養もなにもなく讀んだので、再度讀み直してみようと思ひました。 

讀み出したら思ひ出してきました。丸谷さんの教養・素養の豐かさにあらためて敬意を表したいと思ひます。 

 

今日の寫眞・・今日のモモタとココ。それと、高圓寺 阿波踊り3。