九月七日(木)丁酉(舊七月十七日・白露 曇天ときどき雨

 

今日の讀書・・今朝もどんより。氣分までどんよりしてしまひさうなこころを引き締めて、立石圖書館に出かけてまゐりました。 

いや、その前に、定期的お掃除のために、歩いて1分半の齒醫者さんに行きまして、さう、ちよいと小さな修復などもしていただきました。齒醫者さんは近いところに限ります。なんて言つてゐますが、ぼくは、現在診てくださつてゐるこのお醫者さんのおじいさんが小學校の校醫であられたときに診てもらつてゐるのであります。まあ、ぼくの「郷土」でありますからこそのことであります。はい。 

 

さて、通ひなれた平和橋通りをたどり、途中、イトーヨーカ堂に立ち寄り、トイレをお借りし、また必要な「變體假名字體表」を擴大コピー。 

今日の圖書館四階の閲覧室は、男性が、しかもおぢんが多く、なにやら頑張つてをられる姿が目につき、これはぼくもがんばらねばと思ひました。まづは、先日定めたわが指定席に陣取り、『方丈記一節』 を取り出し、讀みながらからだとこころを鎭めました。 

人の背中を見ながら勉強するのは、なんだかいいですね。ちやうど授業を受けてゐる感じがして、勵まされます。 

今日は、それで 『葵』 の巻のみを持參。もくもくと、晝食をはさんで勵みました。

 

さう、歸り際に、受付に寄り、新たに「利用カード」を作つていただきました。東京に歸つてきた直後、お花茶屋圖書館で作つてもらつたのですが、あまりにばからしい、ではなくて利用しづらかつたので、たうとう紛失してしまつたのでした。それで再發行していただいたのですが、面白さうな冒險小説でもあつたら借りませうか。 

 

それにしても、やはり歩くことは心臟にいいのでせうかね。今日も氣分よく歸宅することができました。でも、《中仙道を歩く》では、からだも心臟もだいぶ鍛えられのではないかと思ひますが、峠を通り過ぎ、今や、下り坂を滑り落ちてゐるやうな状態であることは間違ひありません。その速度をいかにくい止め、長持ちさせるかがぼくの緊急の課題なのであります。てへり。 

 

今日の寫眞・・平和橋通りに面した、かめやまペットクリニック。モモタのために、なんども往診していただきました。それと、不思議な表札? と、通りの遠く中央に立石圖書館を望む京成踏切。それと古本を求めた、岡島書店。