九月十五日(金)乙巳(舊七月廿五日 晴

 

今日の讀書・・つれづれなるままに、こころにうつりゆくよしなしごと、ならぬ、そろそろ開かれるはづの展覽會について調べてみました。 

まづは、《天理図書館 古典の至宝》展です。會期と概要は以下の通りでした。

 

【会期】 2017916日~1127 

Ⅰ期 9/1610/9 

Ⅱ期 10/1111/6 

Ⅲ期 11/811/27 

【概要】 新天理図書館善本叢書に収録される原本から、重要文化財『古事記』(道果本)や国宝『日本書紀』(乾元本)などの国史古記録、国宝『類聚名義抄』(観智院本)などの古辞書、『源氏物語』(池田本)や室町時代末から江戸初期にかけての奈良絵本、西鶴・芭蕉・蕪村の自筆資料など、国宝3点・重要文化財10点を含む古典籍70余点を3期に分けて展示します。 

 

といふ内容です。もう明日からはじまるんですね。ところが、調べてゐたら、京都國立博物館でも、《開館120周年記念 特別展覧会 国宝》展が開かれることを發見。期間はといふと、それが、天理の古典の至宝展とちやうど重なるので、同時に見ることができさうなんです。これはしめたものです。ただ、問題は健康とお財布ですけれど・・・。 

 

さういへば、京都國立博物館は、二〇一一年五月に訪ねたとき(『歴史紀行 五 平安京編一』參照)、工事中で休館でした。ですから、ことさら行かないわけにはいきません。 

その會期と内容は以下の通りです。

 

【会期】 2017(平成29)年103日(火)~ 1126日(日) 4期に分けて一挙公開! 

  Ⅰ期 103日(火)~1015日(日) 

  Ⅱ期 1017日(火)~1029日(日) 

  Ⅲ期 1031日(火)~1112日(日) 

  Ⅳ期 1114日(火)~1126日(日) 

※Ⅰ~Ⅳ期は主な展示替です。 

【展覧会の見どころ】 2017年は、日本の法令上「国宝」の語が初めて使用された「古社寺保存法」制定より120年にあたります。当館開館と軌を一にするこの節目の年に、昭和51年(1976)に「日本国宝展」を開催して以来、実に41年ぶりとなる「国宝展」を開催します。古より我々日本人は、外来文化を柔軟に取り入れつつ、独自の美意識によって世界にも類を見ない固有の文化を育んできました。歴史的、芸術的、学術的に特に優れ、稀少である国宝は、何よりも雄弁に我々の歴史や文化を物語る、類い希なる国の宝といえましょう。本展覧会では、絵画・書跡・彫刻・工芸・考古の各分野から、歴史と美を兼ね備えた国宝約200件を大きく4期に分けて展示し、わが国の悠久の歴史と美の精華を顕彰いたします。 

 

それで、いつ行くか、どこに泊まるかなどをぼ~つと考へながら、池波さんの梅安さんシリーズ第三彈、『梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安三』 を讀み通してしまひました。 

 

今日の寫眞・・天理図書館 古典の至宝》展 と 京都國立博物館 《開館120周年記念 特別展覧会 国宝》展 のポスター