九月十八日(月)戊申(舊七月廿八日 快晴

 

今日の讀書・・池波さんの梅安さんシリーズ、たうとう最終の第七巻に到達してしまひました。やめられません、とまりませんでしたね。 

今回は再讀でして、初回は、一九九五年五月一日に第一彈の 『殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安』 を讀みはじめ、同じ五月二十八日に全七卷を讀み終へてゐます。まあ、その點は今回も同じで、一氣に讀ませてしまふ魅力が滿載なんですね。その第七彈、今日明日には完讀してしまひませう。 

ちなみに、池波さんは、『仕掛人・藤枝梅安』 の完結を目の前にして急逝された、いはば遺作なんです。またときどき手に取つてみたいと思ひます。

 

それで、次は何を讀もうかと、ちよいと考へて、藤沢周平にしようかなと思ひました。藤沢周平さんの作品は、一九九二年十月十一日に、『雪明り』 をはじめて讀み終へて以後、ほぼ著作年代順に、すべて古本の文庫本で、二〇〇八年三月一日に、『漆の実のみのる国』 を讀み終へるまで、少しづつ、樂しみながら讀んできました。 

すなはち、文庫本で七十册ほど出てゐるやうなんですが、そのうち、著作年代順の、『藤沢周平句集』 以下數册を除いたものを讀んできたわけで、そろそろ再讀してもいいかなと思ふのであります。 

 

今日の寫眞・・いつになつたら里親が見つかるのだらうか。もう、妻とぼくでは限界で、育てることになれてゐる、近所の鍼灸師の奥さんに手傳つていただいてゐます。それにひきかへ、ココちやんの幸せなこと! 

文庫本による、藤沢周平さんの著作。左上より著作年代順。