十二月十四日(木)乙亥(舊十月廿七日 晴

 

今日の讀書・・モモタが膝に乘りたがるので、座机にしてゐたために、デスクトップパソコンを使へないでゐました。が、それではもつたいないと思ひ立ち、ノートパソコンに換へて、デスクトップパソコンを文机に具へてみました。すると、大畫面であるといふだけでなく、正字と歴史的假名遣ひが即座に使へてこの上なく便利になりました。 

問題は、すでに書き上げたものや寫眞などのファイルを、いかにコピーして移動させるかでしたけれど、それだけで午前中いつぱい使つてしまひました。 

さて、當面の課題は、『歴史紀行 六十七 藤原道長紀行』 の作成です。 

と思ひきや、デスクトップパソコン(w10)を開いてみて驚きました。ノートパソコン(w7)で書いた文章と寫眞が枠からはみ出したり切れたりで、大混亂! 

畫面の大きさが違ふこと、餘白の設定によつて、一頁に書ける文字の量がかはることは知つてゐましたけれど、編集し直すしかありませんでした。 

いままでも、交互に使つてきたけれど、このやうな場合にはどうしてゐたか、とんと思ひ出せません。 

 

今日は「義士祭」、泉岳寺で盛大に營まれてゐると思ひますけれど、參加できません。まあ、忘れないではゐませう。 

そのためにではないですけれど、今日風呂に入る前に髪を切りました。二十センチメートルほどでせうか。これで洗髪が恐くありません。すぐに洗へました。 

 

今日の御詠歌・・八番の解説、八番、九番、九番の解説、(十番の解説は宿題)

 


 

*昨日の宿題、八番の解説 

「第八ばん目 大和國城上(しきのかみ)郡はせ村 ぶさん(豐山)長谷寺 

本尊十一面觀世音菩薩 御長二丈六尺 天しようかすがの御作にして 開山はとくどう上人なり」

 

*第八番札所 

「八ばん やまとはせでら  

いくたびも まゐるこころは はつせでら やまもちかひも ふかきたにがわ」 

いくたびも 參る心は 初瀨寺 山も誓ひも 深き谷川

 

*第九番札所 

「九ばん ならのなんえんだう  

はるのひは なんゑんだうに かゝやきて みかさのやまに はるゝうすくも」 

春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲

 

*九番の解説 

 「第九ばん 大和國添上(そいがみ)郡南都ひりん山こうふくじ南ゑん堂 

本尊ふくうけんさく(不空羂索)觀世音菩薩 御長八尺 弘法大師の御作にして ふぢ原ふゆつぐ公の開きなり」 

 

今日の寫眞・・朝刊の切り抜きと、デスクトップパソコン設置。それと、五年前の「義士祭」の樣子。