正月十六日(火)戊申(舊十一月卅日 晴

 

今日の讀書・・昨日讀みはじめた逢坂さんの 『果てしなき追跡』 を今日も一日讀みつづけました。内容については、「注」の通りでありまして、「満を持して贈る、壮大なる歴史スペクタクル」といふのは、宣傳のための誇張としか思へませんが、前作の 『逆襲の地平線』 の流でいへば、たしかの面白い西部劇でありました。 

しかし、新選組の末路といふか、土方歳三に關心を持たれる方には、だいぶ肩透かしではないかとお察しいたします。 

 

注・・一八六九年、箱館。元新撰組副長・土方歳三は新政府軍の銃弾に斃れた――はずだった。頭部に被弾し重体に陥った彼を救いだしたのは、時枝新一郎と妹のゆら。彼らは新政府軍に命を狙われる土方を、アメリカへ密航させることに成功する。しかし、意識を取り戻した土方は、記憶を失っていたのだった。すべてを無くしたサムライは、果たしてどこへ向かうのか? 逢坂剛が満を持して贈る、壮大なる歴史スペクタクル! 

 

今日の寫眞・・讀み終えた 『源氏物語ものがたり』 と 『果てしなき追跡』。それと、ぼくの胡座のなかで抱き合ふモモタとココ。