三月卅一日(土)壬戌(舊二月十五日) 晴れ、少し肌寒い

 

昨日から神保町の春の古本まつりが、靖國通り沿ひで開かれてをり、古書會館の古本市も昨日今日と開催中。で、出かけてきました。 

ところが、めぼしい本はありませんでした。小松英雄先生の 『丁寧に読む古典』 があつたので、中を見たら面白さうだし、讀んだ記憶もありません。新しい著書かなと思つて買つたところ、歸宅したら、本棚にきちんと竝んでゐましたし、もちろん二年前に讀んでゐました。なのにまつたく記憶がないとは、自分の腦に自信がなくなりました。

 

歸路は遠回り、神保町から、半藏門線・田園都市線で長津田經由、町田に行き、柿島屋で馬刺を食べてきました。それも二皿も。美味かつた! これで體調がもどつてくれれば安いものです。 

桐野夏生著 『顔にふりかかる雨』 を讀み終はり、町田のブックオフで見つけた、ミロちやんシリーズ第二段、『天使に見捨てられた夜』 を讀みはじめました。再讀ですが、これもまつたく記憶にありません! 

 

二〇一三年十二月から書きはじめた「ひげ日記」ですが、正直なところ息が切れてきました。それは硬い讀書にも言へることですが、パソコンを開くことも少なくなり、せめて、日記は書きつづけたいので、携帶メールで書いていくことにしました。考へたら、ワード版の 「ひげ日記」 さへ書いていければ、あへてブログでながす必要もないのですが。 

 

*三月一日~卅一日までの讀書記録 

三月二日 森詠著 『彷徨う警官』 (角川文庫) 

三月六日 船戸与一著 『新宿・夏の死』 (文春文庫) 

三月七日 森詠著 『彷徨う警官2 特命捜査』 (角川文庫) 

三月十二日 北畠親房著・永原慶二譯 『神皇正統記』 (そのうちの、第九十五代後醍醐天皇 中央公論社) 

三月十五日 北方謙三著 『武王の門(上)』 (新潮文庫) 

三月廿七日 加賀淳子著 『南北朝 恩讐の争乱』 (河出書房新社) 

三月卅一日 桐野夏生著 『顔に降りかかる雨』 (講談社文庫)再讀