六月十日(日)癸酉(舊四月廿七日 雨、

 

最近、過去の記録を見たり、振り返つたり、ちよいと自分でも危ないと思つてゐます。お先が眞暗とはいはないまでも薄暗くなつてきたなあと感じてきたからでせうか。せつかく、「近頃、遺書を書いてゐる氣分です」なんて言ふ副題から、「讀書の旅」に變更したばかりなのに、内心では、やばくなつてきたからだのことが氣にかかつてゐるからでせう。

 

ところで、調子よくないままに思ひめぐらしてゐたら、この四月から慈惠醫大病院の循環器内科の主治醫がかはつて、それで心もとなく感じてゐたことを思ひ、それなら靑戸の慈惠醫大葛飾醫療センター(慈惠醫大靑戸病院)へ通院してもいいと思ひました。 

さう言へば、以前心臟外科の先生から、循環器内科へかはるころ、循環器内科は靑戸にもあるから紹介状を書いてあげるよ、と言つてくださつかことがあつたのでした。そのときはからだに自信があり、通ひなれてもゐましたので、出歩く口實のためにおわりしてしまつたのです。 

靑戸にすれば、車で一〇分。いざといふときには、すぐに通院できます。妻にも話して了解を得ることができました。さつそく、次回の通院のときに傳へて、紹介状を書いていただかうと思ひます。うまくいつてくれるといいけれど。 

註・・「東京慈恵会医科大学葛飾医療センター」は、東京都葛飾区青戸6-41-2にある、東京慈恵会医科大学の附属病院である。略称は、慈恵医大葛飾医療センター。20121月に新病棟完成を機に、旧青戸病院から名称が変更になった。 

 

さて、今日は、『安倍政権の退陣を要求する6・10国会前大行動』 の日です。ぼくとしては、雨降りですから、やめておこうかと思つたのですが、參加することに意義があるといふ妻に強引に連れられて行つてまゐりました。 

町屋驛から千代田線に乘り換へ、霞ケ關驛下車。國會議事堂をめざして歩き、集會に參加。歸りは國會議事堂前驛から乗車して歸路につきました。

 

夜、ネットの記事によると、「国会議事堂前 『安倍政権は退陣を』集会に2万7000人」とありまして、そんなにゐたかなあと思ふ一方、若者がほとんど見られないのにはいささか失望いたしました。 

また、ネットの他の記事のなかで、ある政治家が、「安倍政権が続く背景について──基本的には国民がおかしい。危険な権力者の安倍さんを(選挙で投票することで)あえて許している。選挙では、もっと真剣に考えて投票すべきだ。棄権は白紙委任になる。ツケは全部、国民にやってくることに思いを致して投票すべきだ」とも述べた、とありましたが、あまりの正論に、なんだか空しくなりました。

 

今日の寫眞・・今朝の切り抜きと、今日の集會の模樣。