十二月廿一日(金)舊十一月十五日(丁) 

 

今朝の 「東京新聞」 の二つの記事に注目しました。「ホワイトハウスへの請願署名」に關しては數日前から氣にはなつてゐましたが、具體的な第一歩が踏み出せないでゐたところ、その方法がわかつたので、即座に署名しました(今日の寫眞とアドレス參照)。

 

二つ目は、「防衛費増大に抗議声明」 の記事です。もうテレビは信用してゐませんが、誰かがではなく自分はどうしたら反對表明できるのだらうかと、實は近頃悲觀的になつてゐたのです。自民・公明好きの國民が選んだ政府ですから、そのつけは選んだ國民だけがかうむるべきですけれど、まるで全國民から白紙委任状を得たかのやうな政府の横暴さは、辟易してゐるだけですませるものではありません。

 

 署名のアドレスは次の通り。期限は来年一月七日まで。

 

https://petitions.whitehouse.gov/petition/stop-landfill-henoko-oura-bay-until-referendum-can-be-held-okinawa 

 

南條範夫著 『生きている義親』 (角川文庫) 讀了。源義家・義親は、「源氏の始祖としての話の興味がある」と解説者も書いてゐますが、鎌倉幕府が開かれるまでには百年近い歳月が必要だつたのであります。その間、義親、爲義(義親の妻の子ではあるけれど、父親は義家。つまり義親の弟になる)、義朝、頼朝、それに義朝の弟の爲朝等の活躍は、『保元物語』・『平治物語』 に詳しいのでありまして、再度讀み直したいと思ひました。 

『保元物語』(岩波文庫) は、二〇〇八年十二月二十一日に、つまりちやうど十年前の今日讀み終はつてゐるのです。日本の歴史を勉強しなければと思ひたつて最初に飛びついたのがこの 『保元』、『平治』 でした。さういへば、毛倉野の家の土間で、薪ストーブのそばで、ラムがかたはらにゐて、小さな明かりのもとで讀んだことが思ひ返されます。 

で、今度は、日本古典文學會から出てゐる、『保元記 上中下』、漢字假名交じりの和本仕立ての複製本で讀んでみたいと思ひます。爲朝の活躍が樂しみです。 

といふことで、足利尊氏の先祖、義親の弟の義國からはじまる、義康、義兼以下の歴史は後日探究することにします。