五月十九日(土)辛亥(舊四月五日) 曇り時々晴

 

朝、九時半に家を出て、神保町まで行つてきました。片道一二キロ、約三〇分でした。自動車の運轉は、弓道のお稽古に行かなくなつて以來ですから、二年になりませうか。土曜日ですいていたからでせうが、なんの支障もなく行つて歸つてくることができました。 

我が家から、平和橋通りに出て、四つ木の交差點を右折し、水戸街道を一直線。淺草はお祭りなので、言問橋で曲がらずに、そのまま三ツ目通りを南下し、緑三丁目で京葉道路に合流、兩國橋を渡ればそのまま靖國通りです。 

車で古書會館を訪ねるのははじめてでした。できれば今日も見たかつたですけれど、本箱を四つ受け取つたらすぐに、同じ道を通つて歸宅しました。 

妻は、父親が謡(うたひ)をやつてゐたので、和本用の本箱を知つてゐて、いいの見つけたぢやないと言つてくれました。珍しいことです。胸をなでおろしましたです。はい。 

 

今日の寫眞・・和本用の本箱。一番奥がけやき材。いい木目をだしてゐます。ただ、大きさはまちまちで、揃つてはゐませんけれど、使ふのになんの問題もないと思ひます。