五月廿一日(月)癸丑(舊四月七日) 

 

今日は眠かつた。バグリイを讀んでゐても、まぶたが重くなり、どうしやうもなくてベッドで寢てしまひました。 

さう、それでも、『枕草子』 は、『枕草子のたくらみ』(「第四章 貴公子伊周」) に從つて、くづし字原文(能因本二五六段)を讀み終りました。たいへん長い章段で、正暦五年(九九四年)春の、中關白家の法要の出來事が、參加した當事者、淸少納言ならではの描寫が滿載で、當時の宮廷といふか、藤原一族の華やかな樣子が美に入り細に入り描かれてゐました。 

 

今日の寫眞・・昨日と今日の東京新聞の切り抜き。