九月十九日(水)甲寅(舊八月十日) 

 

今日は氣分がすぐれず。それにあはせて、『逆さの骨』 といふ 「英国本格ミステリの精華」 を讀みはじめました(註)。しぶいけれど引き込まれていきます。 

 

註・・・かつて捕虜収容所だった発掘現場で奇妙な骸骨が発見された。その男は脱出用と思われるトンネルを収容所に向かって這い進んでいたうえ、額を拳銃で打ち抜かれていたのだ。脱走兵にしては謎めいた殺害状況に、新聞記者ドライデンは調査を開始する。だが数日後、同じ現場で新たな死体を発見し…。過去と現在を繋ぐ謎の連鎖と緻密に張られた伏線が魅せる、英国本格ミステリの精華。