八月七日(金)乙卯(舊六月廿三日 晴、蒸し暑い

 

暑いなか、今日も『俵藤太物語』を讀みつづけました。いや、それはいいんですが、夜、またショックなテレビを見てしまひました。見たい人しか見ないのでせうが、見たくない人にも見てほしいと思つた番組でした。

『NHKスペシャル 終戦70年企画 憎しみはこうして激化した』です。映し出される映像に、ただ唖然として見入つてゐたのでしたが、ふとこれは寫しておきたいと思ひ立ち、どうにか數枚を収めることができました。

 

今日の寫眞・・證言されてゐる方は、硫黄島で、その戰鬪を撮影した一〇〇名のカメラマンを指揮した、硫黄島の生き殘りです。

海面に漂つてゐるのは、自決をした母親が投げ込んだ赤ん坊の死體です。母親がつづいて身を投げる映像が映りましたが、ぼくはまともに見てゐられなかつたです。

 






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