2021年4月~9月 讀書記録

 

               “ひげ日記” 再開のお知らせ

 

お待たせいたしました。長年使用してきた 「ひげ日記 讀書の旅」 ですが、二〇二一年四月以降、パスワード變更の不調でログインできませんでした。ところが、このたび半年ぶりに回復いたしました。お暇な方はごらんくださいませ。

まづは、四月からの讀書記録を記載いたします。ただし、藏書のほとんどを處分したばかりですので、四月以降の購入は文庫本のみにし、それもすぐによみたい面白本だけにしましたが、それらはおのずと 「讀書記録」 に記載されますので、どんな本をたのしんでゐるか參考にしてください。

ちなみに、九月中に、『源氏物語』 が 『源氏物語 四十一〈幻〉』(靑表紙本 新典社) まで讀み終りました。これで光源氏も亡くなるといふ筋立てなので、二〇一七年四月からよみはじめた 『源氏物語』 を終了とし、つづいて、『平家物語』 の〈百二十句本〉といふ、これまた全篇平假名(變體假名)の古典文庫で全六册の本をよみはじめました。いままでに二度くりかへして讀んできましたが、一字一字文字を追ひながらよむもので、内容の理解がふかまり、まるではじめてよむような感激を味はつてをります。

ただし、この平假名本の場合、漢字にフリガナではなく、平假名にフリカンジ(?)しつつ讀まなければなりません。これがじつに不思議な快感なのです!

                              二〇二一年十月三日   ひげ淳・中村淳一

 

 

 

四月一日~卅日 「讀書の旅」 ・・・』は和本及び變體假名・漢文)

二日 藤沢周平著 『よろずや平四郎活人剣(下)』 (文春文庫) 再讀

三日 ダニエル・フリードマン著 『もう年はとれない』 (創元推理文庫)

五日 ダニエル・フリードマン著 『もう過去はいらない』 (創元推理文庫)

八日 ダニエル・フリードマン著 『もう耳は貸さない』 (創元推理文庫)

十七日 紫式部著 『源氏物語 三十六〈柏木〉』 (靑表紙本 新典社)

十七日 北方謙三著 『渇きの街』 (集英社文庫) 再讀

廿一日 辻邦夫著 『西行花伝』 (新潮文庫)

廿三日 内田百閒著 『ノラや』(中公文庫 舊假名)

廿六日 田山花袋著 『東京の三十年』 (角川文庫 舊字舊假名)

廿八日 小林勇著 『惜櫟荘主人―一つの岩波茂雄伝』 (講談社文芸文庫)

廿九日 北方謙三著 『弔鐘はるかなり』 (集英社文庫) 再讀

卅日 藤沢周平著 『龍を見た男』 (新潮文庫) 再讀

 

 

五月一日~卅一日 「讀書の旅」

二日 トマス・ペリー著 『老いた男』 (ハヤカワ文庫)

五日 B・テラン著 『ひとり旅立つ少年よ』 (文春文庫) 

六日 幸徳秋水著・中島及編 『東京の木賃宿』 (アテネ文庫)

七日 ロバート・クレイス著 『約束』 (創元推理文庫)

八日 紫式部著 『源氏物語 三十七〈横笛〉』 (靑表紙本 新典社)

九日 ロバート・クレイス著 『指名手配』 (創元推理文庫)

十日 五人づれ著 『五足の靴』 (岩波文庫)

十三日 トマス・ペリー著 『逃げる殺し屋』 (文春文庫)

十七日 トマス・ペリー著 『蒸発請負人』 (講談社文庫)

十八日 紫式部著 『源氏物語 三十八〈鈴虫〉』 (靑表紙本 新典社)

十九日 永井荷風著 『日和下駄(一名東京散策記)』 (岩波文庫 舊字舊假名)

廿三日 ローレンス・ブロック著 『皆殺し』 (二見文庫)

廿四日 谷崎潤一郎著 『幼年時代』 (中央公論社 新書版 谷崎潤一郎全集 第二十九卷 舊字舊假名)

廿六日 マルコ・マルターニ著 『老いた殺し屋の祈り』 (ハーパーBOOKS)

廿七日 山村修著 『増補 遅読のすすめ』 (ちくま文庫)

廿八日 谷崎潤一郎著 『青春物語』 (中公文庫)

卅日 マーク・グリーニー著 『暗殺者グレイマン』 (ハヤカワ文庫)

 

 

六月一日~卅日 「讀書の旅」 

一日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の正義』 (ハヤカワ文庫)

三日 小島政二郎著 『眼中の人』 (角川文庫 舊字)

五日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の鎮魂』 (ハヤカワ文庫)

七日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の復讐』 (ハヤカワ文庫) 

九日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の反撃 上』 (ハヤカワ文庫)

十日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の反撃 下』 (ハヤカワ文庫)

十一日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の飛躍 上』 (ハヤカワ文庫)

十二日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の飛躍 下』 (ハヤカワ文庫)

十四日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の潜入 上』 (ハヤカワ文庫)

十五日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の潜入 下』 (ハヤカワ文庫)

十七日 ディーン・クーンツ著 『一年でいちばん暗い夕暮れに』 (ハヤカワ文庫)

十九日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の追跡 上』 (ハヤカワ文庫)

廿日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の追跡 下』 (ハヤカワ文庫)

廿三日 ウイルバー・スミス著 『熱砂の三人』 (文春文庫)

廿五日 S・ハンター著 『極大射程 上』 (扶桑社ミステリー) 

廿六日 S・ハンター著 『極大射程 下』 (扶桑社ミステリー) 

廿七日 ロバート・クレイス著 『死者の河を渉る』 (扶桑社ミステリー)

廿九日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の悔恨 上』 (ハヤカワ文庫)

卅日 マーク・グリーニー著 『暗殺者の悔恨 下』 (ハヤカワ文庫)

 

 

七月一日~卅一日 「讀書の旅」 

一日 中村仁一著 『やはり死ぬのは、がんでよかった』 (幻冬舎新書)

三日 ヘニング・マンケルの 『殺人者の顔』 (創元推理文庫)

五日 ヘニング・マンケル著 『リガの犬たち』 (創元推理文庫)

八日 ヘニング・マンケル著 『白い雌ライオン』 (創元推理文庫)

九日 ヘニング・マンケル著 『笑う男』 (創元推理文庫)

十一日 ヘニング・マンケル著 『目くらましの道 上』 (創元推理文庫)

十三日 ヘニング・マンケル著 『目くらましの道 下』 (創元推理文庫)

十五日 ヘニング・マンケル著 『第五番目の女 上』 (創元推理文庫)

十七日 ヘニング・マンケル著 『第五番目の女 下』 (創元推理文庫)

十八日 水上勉著 『文壇放浪』 (新潮文庫)

廿三日 S・ハンター著 『魔弾』 (新潮文庫)

廿五日 正宗白鳥著 『文壇五十年』 (中公文庫)

廿七日 マイクル・コナリー著 『ナイトホークス 上』 (扶桑社ミステリー)

廿八日 マイクル・コナリー著 『ナイトホークス 下』 (扶桑社ミステリー)

 

 

八月一日~卅一日 「讀書の旅」 

一日 マイクル・コナリー著 『ブラック・アイス』 (扶桑社ミステリー)

四日 ジャック・コグリン&ドナルド・A・デイヴィス著 『不屈の弾道』 (ハヤカワ文庫)

九日 ジャック・コグリン&ドナルド・A・デイヴィス著 『運命の強敵』 (ハヤカワ文庫)

十一日 マイクル・コナリー著 『ブラック・ハート 上』 (扶桑社ミステリー)

十二日 マイクル・コナリー著 『ブラック・ハート 下』 (扶桑社ミステリー)

十四日 サム・リーヴズ著 『長く冷たい夜』 (ハヤカワ文庫)

十七日 紫式部著 『源氏物語 三十九〈夕霧〉』 (靑表紙本 新典社)

十八日 サム・リーヴズ著 『雨のやまない秋』 (ハヤカワ文庫) 

廿日 小松左京著 『地には平和』 (角川文庫)

廿一日 小松左京著 『復活の日』 (ケイブンシャ文庫) 再讀

廿四日 小松左京著 『小松左京自伝 実存をもとめて』 (日本経済新聞社出版社)

同日 筒井康隆著 「日本以外全部沈没」 (『日本以外全部沈没』 角川文庫所収)

同日 藤沢周平の 「花のあと」 (『花のあと』 文春文庫所収)

廿五日 小松左京著 『蟻の園』 (ハヤカワ文庫)

同日 小松左京著 「紙か髪か」 (『地球になった男』 新潮文庫所収)

廿六日 小松左京著 「長い部屋 他二篇」(『おれの死体を探せ』 徳間文庫所収)

廿九日 小松左京著 『ハイネックの女』 (徳間文庫) 初一九八九年五月卅一日

同日 小松左京著 『湖畔の女』 (徳間文庫) 初二〇一八年二月三日

卅一日 紫式部著 『源氏物語 四十〈御法〉』 (靑表紙本 新典社)

 

 

九月一日~卅日 「讀書の旅」 

三日 小松左京著 『流れる女』 (文春文庫) 再讀

五日 小松左京著 『飢えなかった男』 (徳間文庫) 再讀

七日 小松左京著 『華やかな兵器』 (文春文庫) 

同日 『繪入り 一休はなし 中』 (和本)

同日 紫式部 『源氏物語 四十一〈幻〉』 (靑表紙本 新典社) 

十一日 小松左京著 『あやつり心中』 (徳間文庫)

十六日 北方謙三著 『真夏の葬列』 (講談社文庫) 再讀

十七日 北方謙三著 『さらば、荒野』( 角川文庫) 再讀

十九日 『一休骸骨』 (江戸時代後期寫本の和本)

同日 大塚ひかり著 『くそじじいとくそばばあの日本史』 (ポプラ新書)

同日 『古語拾遺』 (そのうちの「古語拾遺概説」 岩波文庫 舊字舊假名)

廿二日 『平家物語 百二十句本 一』 (古典文庫)

廿三日 小松左京著 『最後の隠密』 (角川文庫)

廿四日 小松左京著 『見えないものの影』 (角川文庫)

廿七日 サム・リーヴズ著 『春までの深い闇』 (ハヤカワ文庫)

同日 北方謙三著 『友よ、静かに瞑れ』 (角川文庫) 再讀

廿九日 北方謙三著 『逢うには、遠すぎる』 (集英社文庫) 再讀 

 

 


 

*左は、『平家物語 百二十句本』〈足摺〉の場面。

*右は、御茶ノ水驛、誠鮨の特製ランチ(ちらし壽司) これ最高!