二月十四日(金)丙辰(旧正月十五日・旧小正月) 雪

天気予報が当たりました。朝から雪です。しかし、細かい雪で、そんなに積もるとは思へませんでしたが、いやいや夕方になつても、夜が更けても止みません。塵も積もればですが、雪も積もれば大都会は大混乱です。それでも、先週の経験がありますから、心構へは違ひますね。ぼくのところも、昨日買ひ入れた“アイス・スパイク”が役に立ちました。こんなにすぐ役立つ物も最近珍しいです。

喜んでゐるのはラムちやんです。嬉々としてお散歩です。ただ、今日は、オシッコの体勢はとつたのですが、そつと見ると、痕がないんです。してないんです。雪の上ですから見のがすはづはありません。うう~ん。どうしたんでせうか:。

 

外に広がる雪景色をときたまながめながら、今日も「中仙道を歩く十二」を書き続けました。横川駅では、昔のことが思ひ出されて切なくなるほどでした。そして碓氷関所跡について。これは歴史を踏まへて書く必要があるところなので、慎重を期しました。ですから、その部分は、書き上げることはできませんでした。

書いてゐて思つたことですけれど、一応手もとにあるガイドブックはじめ、歴史書をあれこれ開いてゐるんですが、それらがどのやうな史料を土台にして書いてゐるのかが気になります。参考書を参考にして上塗りしてゐるだけなのか、第一次史料を踏まへて述べてゐるのかですね。分かりきつてゐるやうなことでも、調べてみると、事の原因と結果のあいだに、二転三転の展開があつたりして、より深く真相に迫ることができます。でも、素人の限界でせうね、欲しいと思つても、必要な史料が手にできないのが残念でしかたありません。無いものねだりせずに、あるものだけでも、説得力ある紀行が書けたら本望です。

 

あれれ、今、妻からぼく宛にお便りです。黙つて手渡しです。「前はよく 薪ストーブをかこみながら おしゃべりしたものだけど 最近は おたがいが 一方的にしゃべるばかりで 会話がないネ」 ですよ! ありやあ、これは我が夫婦間の危機です。薪ストーブがないことが原因ですね、これは。困りました。これで、今日の日記はやめときます。はい。

 

今日の写真:今日の雪景色。