五月三日(火)乙酉(舊三月廿七日・憲法記念日 晴のち曇り

 

憲法を守るべきが五割を越え、憲法を變へたいが三割強とはいへ、安心はできません。選擧となると、相變はらず、地元優先といふか、地元候補者しか見えないやうな、政策や國のあり方を考へない人々が多數を占めてゐるからです。 

 

突然ですが、ぼくの持病の不整脈は心房細動といひ、アブレーション手術で治療し、それで碓氷峠を歩いて越えることができましたが、今やその効果期限切れがやつてきたやうなのです。 

そもそも、心房細動は、正常な鼓動をつかさどるところとは別に、左心房の肺靜脈の付け根から出てくる自分勝手な電氣的興奮によつて引き起こされます。で、その治療方法は、その自分勝手な電氣の發生部分を電氣的に焼いて(火傷させて)しまふ方法で、それをアブレーション手術と言ひます。 

ところが、火傷が治るやうに、その發生部分も復活してしまふやうなのであります。前回の手術からまる二年、その前がその四年前でしたから、間隔が短くなつてきました。けれど、いずれにせよ手術をすれば治ることがわかつてゐるので不安ではありませんが、またあれこれ檢査を繰り返すかと思ふと氣が滅入ります。 

それで、今日も終日橫になり、「5・3憲法集會」には心だけ參加しました。 

 

今日の《平和の俳句》・・「九条を九条にする志」【評】憲法九条の専守防衛を守り抜くには、それなりの覚悟が要る(今日から「東京新聞」第一面に掲載中の《平和の俳句》を寫していきたいと思ひます)。 

 

今日の讀書・・風間真知雄著「耳袋秘帖」シリーズ第七册、『新宿魔族殺人事件』(だいわ文庫)讀了。

今回は、『甲子夜話』の著者、松浦靜山が登場。『耳袋』とともに、これもいつかは讀むべき書で、幸ひ平凡社の東洋文庫で出てゐます。それがなんと、中野三敏さんの校訂なんです。あれこれつながつてくるものです。 

 

今日の寫眞・・5・3憲法集會ポスター。それと、今日の新聞切り抜きとお晝のNHKニュースの一こま。

 



コメント: 0