九月八日(火)丁亥(舊七月廿六日・白露 雨

 

力が入らず、一日中横になつてゐました。讀書といつても、かういふときは、イージーリーディングに限ります。胡桃澤耕史の、『ブルースはお好き』(講談社文庫)の中のいくつかの物語を讀んでは居眠りを繰り返し、氣がついたら夕方になつてゐました。

妻は、しかし、歌の會に出かける母の送り迎へをし、猶且つ、昨日捕獲して病院につれて行つた子猫を連れ歸つてきました。避妊手術のためにですが、すでに何匹の野良猫を捕獲してはつれて行つたことでせう。病氣の治療のためだけに捕獲してつれて行つたこともあります。

ほんとうは責任範圍の世話だけでいいのですが、食事時にやつてきた場合にはどの猫にも與へてゐます。それで、わが三兄妹は、少し前までは威嚇して追ひはらつてゐましたが、近頃はみな仲良く食べてゐるやうです。中には、時間差をつけてやつてくる猫もゐます。

 

今日の寫眞・・一應責任範圍としてゐる、三兄妹と寅ちやん。みなのんきさうです。

胡桃沢耕史著『ブルースはお好き』(講談社文庫)と藤岡忠美著『紀貫之』(講談社学術文庫)。後者は、先走りかも分かりませんが、中仙道以後、平安時代を紀行する、今のところの第一候補なので、そろそろ氣持ちを向けていくために讀みはじめました。

それと氣になつた朝刊の切り抜き。

 



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