正月廿三日(月)庚戌(舊十二月廿六日 晴一時曇り

 

今日の讀書・・今日は、『一條攝政御集』 に集中し、夕食前に讀了。ほつとしました。これで一つ肩の荷を下ろすことができました。 

なによりも、終りのはうはだいぶすらすらと讀めましたから、この書については、くづし字がだいぶ慣れました。問題は、次に讀むものです。でも、少しは間をおきたいと思ひます。

 

かつて、鳥屋籠(とやかご)といふのがあつて、これは鷹を訓練するやり方なんださうですが、いちど徹底的に訓練したあとは、しばらく暗い靜かな小屋、それを鳥屋籠といふのですが、そこに入れて、いはば訓練したことを、鳥のなかで消化させるとでもいいませうか、自分のものにさせてしまふのださうです。その期間は大切で、酒やパン生地などを熟成させるために寝かせるのと同じことがいへるのだらうと思ひます。

 

ぼくもそれにならつて、いつものことですが、くづし字がぼくのなかで熟成されるやうに、暗くも靜かでもありませんが、こころを別の世界に移してしまふのです。そのためには、「血沸き肉躍る面白本」に没頭するのが一番! さう信じてやつてきましたので、これから飯嶋さんを讀みたいと思ひます。

 

今日の寫眞・・讀み終はつた、『一條攝政御集』 と、ご機嫌なココ。